@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001240, author = {勝尾, 彰仁}, issue = {4}, journal = {玉川大学農学部研究教育紀要}, month = {Sep}, note = {人類は、高度な文明社会の構築を通じて、他の生物種を凌駕する繁栄を地球上で勝ち取ってきた。しかし、それと共に、我々自身の集団的活動によって、地球環境問題や経済格差問題等の、価値選択の混乱に象徴される多様な様相の軋轢を、社会の諸領域で生じさせている。本稿では、人間がこのような繁栄と葛藤を経験するに至った軌跡は、(1)DNA情報の超効率的な圧縮による「個別性(=プライバシー)」の顕現と、(2)進化により洗練された推論能力による社会的な選択契機の拡大という、互いに独立しているが、相互に通底する生物学的な起源を持つ2種類の要因が、長大な進化スケール上で、ヒトの形質として重層的に獲得するプロセスから生じており、葛藤の克服もまた、同じ時間スケール上で展開する、DNA分子の個別性表現の継続的編集と、その改訂情報により促進された社会環境における再帰的な規範生成に依存している、という主張の擁護を試みる。}, pages = {5--13}, title = {価値選択の生物学的起源―DNA・逆アボガドロ定数(mol)・社会的規範―}, year = {2020} }