@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001271, author = {山口, 修二}, issue = {14}, journal = {玉川大学リベラルアーツ学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {青空を見上げて「美しい」と思うとき何か不思議なことが起こっている。われわれはなぜ「美しい」と思うのだろうか。カントが『判断力批判』の第一部「美感的判断力の批判」を美の分析から始める理由は,このような素朴な美の経験に含まれる不可思議さにあると言ってよい。カントは美の経験の不思議さに促されて,そこから美の経験の意味を明らかにしようとする。われわれが美を経験しているということ,また美を経験しうるということは何を意味するのか,と。  本論の目的は,『判断力批判』におけるカントによる美的経験の意味の探求は,いわゆる〈美学〉の範疇に属すのではなく,「私は何を望むことが許されるのか」という問に対応することを示すことにある。}, pages = {51--58}, title = {カントにおける美的経験の意味について}, year = {2021} }