@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001305, author = {小倉, 康之}, issue = {26}, journal = {学術研究所紀要}, month = {Mar}, note = {1080 年代初頭,建築家ベンノー・フォン・オスナブリュックは,シュパイヤー大聖堂に隣接する二重礼拝堂の建設に着手した。ハインリヒ4 世とベンノーにとって,この二重礼拝堂の建設にはどのような意味があったのだろうか。その建設目的を明らかにするため,筆者は,二重礼拝堂に関する独自の分類と考察を試み,二重礼拝堂に霊廟としての属性が備わっていたことを明らかにする。同時に,シュパイヤーの二重礼拝堂の歴史的定位について論じ,この建築がハインリヒ4 世の仮の埋葬場所として計画されたものではないか,という仮説を提示する。上部礼拝堂にいる君主が下部礼拝堂の家臣を見下ろすという空間構成は,王や皇帝の権威を表象するという政治上の機能があったと考えられる。}, pages = {1--16}, title = {シュパイヤーの二重礼拝堂―象徴的意味と政治上の機能に関する考察―}, year = {2021} }