@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001337, author = {松本, 由美}, issue = {26}, journal = {学術研究所紀要}, month = {Mar}, note = {本研究は,小学校英語における英語絵本の教育的読み手の育成に必要な,熟達者の技術を取り出し,明文化することを目的とした。そこで①プロの読み手であり教育者でもある熟達者Aの読み聞かせを動画で記録し,後日この動画を見ながらAにインタビューを行い,意図的,非意図的に行った読み聞かせの技術を炙り出し,ここから熟達化に必要な技術項目を措定した。次に先の項目において①熟達者A ②みなし熟達者(絵本読み経験2 年以上)の大学生C1C2 ③非熟達者(成功:現場初経験で読み聞かせに成功した)D1D2,④非熟達者(成功しなかった:現場初経験で読み聞かせに成功しなかった)E1E2 の4 者の読み聞かせ動画を比較検討し,熟達者と非熟達者を分けるもの,さらに成功者と非成功者を分けるものを抽出し,教育的読み聞かせにおいて熟達化の必要項目と,熟達していなくても成功するために優先度の高い項目の解明を試みた。結果,多くの先行研究で取り上げられている絵本の物語世界を声や表情や仕草などを使い表現する演じ手としての表現技術の他に,教育現場における読み手(教育的読み手)として優れるためには,絵本を媒介し,読み手と聞き手が,物語の世界観を共有し共感する(本稿の述べる)「場」を生成し,コントロールする技術が必要不可欠であることが分かった。}, pages = {33--42}, title = {小学校英語の絵本の読みあいにおける「場」の生成について―熟達者の読み手の技術としての「場」の生成力―}, year = {2021} }