@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001393, author = {谷脇, 茂樹}, issue = {9}, journal = {玉川大学観光学部紀要}, month = {Mar}, note = {本研究では,コロナ禍における地域でのロケーション撮影の取り組みが,地域の活性化やプロモーション,観光振興に寄与しているのかどうかについて分析するため,全国組織であるNPO法人ジャパン・フィルムコミッションと一般社団法人ロケツーリズム協議会に聞き取り調査を行った。また,東京都狛江市,東京都調布市,茨城県,富山県,福岡県北九州市のローション支援組織への聞き取り調査の結果をもとに,コロナ禍におけるロケーション撮影の受け入れ状況,それに伴う効果,問題点・課題などについて考察した。  コロナ禍で再開した地域でのロケーション撮影は,ドラマは近場で実績のある地域に,旅や情報番組は,映像制作会社の受け入れを前向きに行っている地域で実施される傾向がみられた。また,ロケーション撮影が,宿泊施設や飲食店の新たな収入源となっていたほか,巣ごもり需要で成長を続ける動画配信サービスのロケーション撮影が増加している動きがあり,地域におけるロケーション撮影の拡大につながる可能性を有している。そして,アフターコロナに向け,観光対象として「ロケツーリズム」への関心が高まっていることがわかった。  さらに,地域内のロケーション支援組織の取り組みを通して,俳優や監督,地域住民といった様々な関係者とのネットワークを構築している自治体では,コロナ禍において新たなまちづくりへの取り組みが行われていた。地域のロケーション支援組織による様々な関係者とのネットワークの構築は,これからの地域における観光まちづくりに貢献していける可能性を秘めている。}, pages = {21--42}, title = {コロナ禍におけるロケツーリズムの現状と課題}, year = {2022} }