@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001424, author = {友常, 満利 and 小島, 崇弘 and 永井, 信 and 小林, 祥子 and 関川, 清広}, issue = {6}, journal = {玉川大学農学部研究教育紀要}, month = {Mar}, note = {里山林の樹木の種類組成を知ることは,里山生態系の生態系サービスを評価するために重要である.本研究では玉川学園キャンパス内において,6つの時期にドローンで里山林を空撮し,それらの画像の比較から樹種判別を試みた.対象の樹木は関東の都市域に広く見られる9種とし,画像の比較には地理情報システム(GIS)を用いた.3種の落葉広葉樹(コナラ,クヌギ,ソメイヨシノ)においては,紅葉や落葉,開花の時期が異なることから容易に識別が可能であった.3種の常緑広葉樹(シラカシ,クスノキ,マテバシイ)においては,季節を通して特徴的な生物季節(フェノロジー)が検出されず,識別が困難であった.しかし,空撮の時期を変えることで,識別できる可能性が残された.2種の常緑針葉樹(スギ,ヒノキ)と1種の竹(モウソウチク)においては,フェノロジーの違いのほか,特徴的な樹形により識別された.したがって,異なる季節の空撮画像と樹木のフェノロジーを利用することで,里山林を構成する樹木の種類を識別できることが示された.この手法は都市域に残された里山生態系の構造解析に有効であり,今後のさらなる研究が期待される.}, pages = {25--35}, title = {ドローン空撮画像における生物季節を利用した里山林の樹種判別―都市域に残された里山生態系の構造解析に向けて―}, year = {2022} }