@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001436, author = {源, 邦彦}, issue = {62}, journal = {玉川大学文学部紀要}, month = {Mar}, note = {社会言語学,より正確には,米社会言語学は1960年代に誕生したと言及されることが多い。それは社会的存在としての言語を取り戻すこと,搾取,抑圧された言語変種を救済することを目的の一部としていた。しかしながら,社会学やほかの社会諸科学と同様に,国家主権と既存の人種階層化された世界秩序を正当化するより洗練されたディスコースを生産し始めたのである。そのディスコースによって,搾取,抑圧された変種とその使用者はある部分では救済されることにはなったが,根本では既存の人種階層化された秩序に拘束されることになったのである。本稿は当時の社会学的ディスコースがどのような点で萌芽期の社会言語学と一致していたのかを論考する。既存の歴史的研究や社会学批評では採用されなかった批判的人種論の視座から社会学と社会言語学の一致点を明らかにしたい。最終的には,搾取,抑圧された人種集団の言語変種と言語問題に関する一層の理解に資するべく,社会言語学の主要概念の一つとして「人種」を社会言語学に導入するための論拠を提供できればと願っている。}, pages = {69--91}, title = {社会言語学の再構築に向けて―「人種」の主要概念化―}, year = {2022} }