@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001454, author = {岡田, 直丈}, issue = {27}, journal = {学術研究所紀要}, month = {Mar}, note = {波多野精一によれば,宗教哲学とは自らの生とは無関係な知的な観念の操作ではなく,宗教的な生の体験に根ざしつつ,その反省的自己理解,理論的回顧を志すものである(『宗教哲学序論』『宗教哲学』)。『宗教哲学』においては,「イデアリスム」「神秘主義」,そして「人格主義」という,より高次の段階へ上昇する三段階の運動が見られるが,もう一つ展開されている階梯が,「自然」「文化」「愛」の三段階である。最後の著作『時と永遠』においては,「時間性」のあり方として「自然的時間性」「文化的時間性」,そして「永遠」の三段階として現れ,それぞれに対して,「自然的生」「文化的生」「宗教的生」という生の三段階のあり方が対応している。「宗教的生」における「超越的象徴性」としての「聖」の次元は,人間存在と文化的社会を「象徴化」し,「実在的他者との生の共同(愛)」を成立させる。}, pages = {15--26}, title = {波多野精一の宗教哲学における「生の三段階」とその「象徴性」―『宗教哲学序論』『宗教哲学』を中心として―}, year = {2022} }