@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001479, author = {有馬, 武裕}, issue = {12}, journal = {玉川大学教師教育リサーチセンター年報}, month = {Dec}, note = {絶滅危惧種に指定されている横浜在来のミナミメダカ(東日本型)を教材にした授業を、小学校学習指導要領解説理科編B区分「生命」に関する次の3 つの視点に立って実施した。その実践を報告する。  1.「生物と環境の関わり」  身近な親しみ易い生き物だったメダカが絶滅危惧種となった原因を考えることを通して、自然環境が破壊されることにより、メダカと同様にヒトを含めた生物の多様性が失われることに気付かせるとともに、横浜の自然の保存活動に関心をもたせる。  2.「生物の構造と機能」  成魚の観察により、メダカの雌雄は、外観の体のつくりから識別できる。雄のしりびれは平行四辺形で、背びれと同様に後部に切れ込みがある。雌のしりびれは、雄より鰭条が短く幅狭く三角形で,背びれとしりびれに切れ込みがないことを比較し、雌雄の形態の差異はその機能に関係があることを気付かせる。  3.「生命の連続性」  ヒレの形の違いの意味は、交尾の観察およびNHK for School等の視聴を通して、確実に受精して命を誕生させるためであることに気付かせる。また、受精卵を透過顕微鏡で一人一人が観察し、孵化間近の卵は、心臓が力強く動き、血液が流れていることなどを観察する。動画視聴や顕微鏡観察を通して、命の繋がりである「生命の連続性」という見方が獲得されるとともに、生命の神秘性に思いをはせ、生命を尊重しようとする態度や自然を愛する心情を育てることに繋げていく。}, pages = {75--85}, title = {出前授業「未来に繋ぐ絶滅危惧種 横浜メダカ(ミナミメダカ東日本型)」の実践報告}, year = {2022} }