@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001525, author = {源, 邦彦}, issue = {63}, journal = {玉川大学文学部紀要}, month = {Mar}, note = {米国アフリカ人奴隷子孫の母語に関する研究は,白人社会との平等への機運がアフリカ人奴隷子孫社会のあいだで高まり,白人社会の既得権益が脅かされるときにそのディスコースが変遷してきた。しかしながら,その実態は,既存のディスコースが表層的かつ部分的に修正・追加されるだけで,既存の経済社会構造を正当化するディスコースは維持されてきた。  本稿は,1970 年代後半以降,主としてアフリカ人奴隷子孫言語学者が展開してきた民族英語論の批判的考察を試みる。白人学者集団が主体となって構築した逸脱英語論の基本的ディスコースを踏襲し,人種階層化されているあるいは人種主義的であると容易には認識し難い名称,概念・範疇,手法,理論,解釈に基づいてどのようなディスコースが構築されてきたのかを論考する。それに加えて,逸脱英語論の基本的な枠組みの中でコミュニティーの言語問題に対処しようとする多数派の試み,さらには,漸進的あるいは部分的にではあるが既存のディスコースの枠を超えた対策を提起するアフロセントリックな少数派の試みについて考察したい。}, pages = {61--79}, title = {米国アフリカ人奴隷子孫の母語に関する主流派言語学ディスコース : 継承と挑戦}, year = {2023} }