@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00001530, author = {阿部, 祐子 and 佐藤, 由紀 and 髙橋, 愛}, issue = {16}, journal = {玉川大学リベラルアーツ学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究では,美術館で本物の作品を,また教室で複製画をそれぞれ会話しながら鑑賞する意義を,鑑賞者の想起から考察した。まず美術作品の鑑賞実践に参加した大学生を対象に,鑑賞の直後および1年後にアンケートを実施した。追跡アンケートのデータ分析によれば,展示室での実物鑑賞者および教室での複製鑑賞者はいずれも「鑑賞時の自身の観察や思考」に言及していた。一方,実物鑑賞者が「さまざまな作品の多様な側面」や「展示空間および作品の物質性」に触れていたのに対し,複製鑑賞者は特に「他者の作品解釈に対する驚きや喜びなど,自身の感情」を想起していた。こうした特徴を踏まえ,次に鑑賞者にインタビューを行ない,その内容をケース・スタディとして考察した。「展示室での作品鑑賞」「教室での複製鑑賞」という相違から,人々が何を想起し,何を忘失するのかを丹念に追うことにより, 対象作品の形式および鑑賞場所の違いが美術鑑賞を経験した人々にもたらすものを探った。}, pages = {1--23}, title = {作品と場所の相違が美術鑑賞経験にもたらすものを想起から考える : 博物館で実物作品を,教室で複製画を,会話しながら鑑賞する意義に関する一考察}, year = {2023} }