@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000189, author = {喜治, 都}, issue = {22}, journal = {論叢:玉川大学経営学部紀要}, month = {Jan}, note = {経済成長は果たして今後も国家の繁栄や人々の生活水準の向上に効果をもたらすのであろうか。  本稿では,経済成長の成果(ゲイン)が求められる一方,他方で成長の負の側面である「成長のコスト」が指摘される中,国民経済およびグローバル経済にとって望ましい経済状態のための成長の在り方について考察することを目的とする。  第1節では,経済成長理論が構築されていく経緯を概観し,成長理論によって説明される「定常状態」について,古典派の概念までさかのぼりその含意を考察する。続く第2節では,イデオロギーとして認識されてきた経済成長の考え方から,「成長のコスト」に配慮した経済成長の考え方へと進めることで,定常状態をより深い意味をもつものとして再定義し,それを達成するための成長の在り方を探っていく。  最後に第3節では,国民経済とグローバル経済の両方の最適な経済状態が成長によって可能であるかについて,「世界経済の政治的トリレンマ」の観点から考察し,グローバル化というイデオロギーから解放されることで,より望ましい成長過程をたどる可能性があることを提示してまとめとする。}, pages = {59--75}, title = {経済成長と定常状態―持続的最適成長の可能性について―}, volume = {2014}, year = {2015} }