@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:02000307, author = {友常, 満利 and 須佐, 樹 and 小柴, 結人 and 関川, 清広}, issue = {8}, journal = {玉川大学農学部研究教育紀要}, month = {Mar}, note = {地域周辺のチョウ類の発生消長や空間分布を明らかにすることは,生態系サービスや環境の変化を評価するために重要である.本研究では一年を通した定期的な観察から,都市域に残された緑地である玉川学園キャンパスのチョウ類の発生消長と空間分布を明らかにすることを目的とした.調査期間の2021年5月から2022年12月において,5科44種3354個体のチョウ類が観察された.これは都内で大きな緑地面積を有する明治神宮や小石川植物園などと同程度の種数であった.数多く観察された種は草原性のマメ科やアブラナ科などの草本類,落葉広葉樹林の林床に繁茂したササ類,植栽されたツツジ類などを食餌植物や蜜源植物として利用している種であると考えられた.観察されたチョウ類の中には,東京都レッドリストで本地域の絶滅危惧Ⅱ類に指定されているアカシジミや準絶滅危惧種に指定されているオオチャバネセセリも確認された.多くの種が3月上旬以降に観察され,12月上旬にはほとんど観察されなかった.9月が最も総個体数・種数ともに最多となったが,季節的な個体数の増減パターンは種によって異なった.これらの結果から,都市緑地においてチョウ類の保全や保護のためには,多種多様な食餌植物と蜜源植物のある環境を再生し維持することが重要であると考えられた.}, pages = {5--15}, title = {玉川学園におけるチョウ類の発生消長と空間分布 : チョウ類の保全・保護を視野に入れた都市緑地の維持・管理に向けて}, year = {2024} }