@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:02000317, author = {樋口, 雅夫}, issue = {23}, journal = {玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {2022年度より成年年齢が満18歳以上に引き下げられたことに伴い,高校3年時に成年に達することとなった。それに伴い,初等中等教育段階において,生涯の生活設計を構想するために必要な資質・能力を学校全体で育成することが求められている。とりわけ,公民科の必履修科目「公共」はその中核を担うことが期待されている。本稿では以下の3点について明らかにされた。第一に,「公共」は,基本的には社会レベルのウェルビーイングを高めることのできる公民を育成する科目であるが,同時に個人レベルのウェルビーイングをも高めることに向けて自らをエンゲージメントできる生徒を育成できる科目であることである。第二に,社会レベルのウェルビーイングと個人レベルのウェルビーイングを一体のものとして捉えることで,カリキュラム・オーバーロードという状況にあっても,社会的要請に応えるべく教科等横断的な教育課程編成及び学習指導を円滑に進めることが可能になることである。第三に,児童生徒の側からの要請,即ち「何ができるようになりたいか」,「何を学びたいか」という視点を併せ持っておくことが必要であることである。}, pages = {23--43}, title = {生涯の生活設計の観点に基づく教育課程編成に関する一考察 : 「18 歳成年」に求められる資質・能力の明確化を通して}, year = {2024} }