@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000021, author = {小田, 眞幸}, issue = {57}, journal = {論叢:玉川大学文学部紀要}, month = {Mar}, note = {近年の社会情勢を受け,大学英語教育にも「グローバル社会への対応」が求められるようになり,多くの大学において英語教育プログラムの改革が行われている。その一環として様々な大学が外国籍の教員をこれまでに増して雇用するようになったことから,英語教育プログラムが多文化,多国籍の組織であることも珍しくなくなった。本稿では英語教育プログラムを構成する,学習者,教員,プログラム管理者の立場からプログラムの運営について考えを述べ,特にこれまであまり研究対象になっていなかった管理運営の役割とその学習者への影響を論じたうえで,今後必要な研究方法として,当事者の振り返り(Reflection)と,そこから得られたナラティブの分析の有効性を筆者自身が管理者として関わっているプログラムの事例を交えて論じる。事例の分析から多文化組織である大学英語教育プログラムの中で起こるコンフリクト(「意見の対立と衝突」)の多くは個々が持つ異文化についての先入観が起因するものであることが判明した。これを受け,「コンフリクト」の原因を絶つための具体的な方法として定期的な振り返りと「コンフリクト」の特定そしてそれらの分析を重ねることの必要性を説く。さらに,プログラム運営上の弊害を取り除き,学習者に最適な環境を提供することにより学修を促進する手段として,ナラティブの中からいくつかの「コンフリクト」の事例を挙げて,詳細に分析したうえで,どのような条件下で問題が生ずるのかをまず見極め,段階的に問題解決に導いていくアプローチが必要であることを論ずる。}, pages = {35--46}, title = {多文化組織としての大学英語教育プログラム―ナラティブ研究の可能性―}, year = {2017} }