@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000215, author = {田甫, 綾野}, issue = {18}, journal = {玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {幼児の主体的な活動としての遊びは,幼稚園教育要領で幼稚園教育の基本としてあげられている。しかし,実際の保育現場では必ずしも主体的な活動が保障されてはおらず,保育者によって決められた課題が与えられ,それを幼児が遂行していく保育をしばしば見ることができる。 本研究では,保育者によって設定された活動に,幼児が主体的に参加することの可能性を,A幼稚園における課題活動の事例から考えることを目的とする。A幼稚園では,協同での課題活動においても,幼児の活動へのかかわりが主体的であった。そこでの保育者の関わりは,活動の大枠は保育者によって決められているものの,保育者が内容や到達点を具体的に指示することが少なく,幼児自身に考えさせるような質問や幼児自身の考えや行為に共感する姿などが多く見られた。A幼稚園では,このようなかかわり方を入園当初から一貫して行なっていること,また年長児と年少児の関わりが密で「みて―まねる」という学びの構造が構築されていることが,幼児自身が活動の成り行きを予測しやすく,主体的に活動に参加できるということが考察された。}, pages = {185--199}, title = {集団保育における課題活動への主体的参加の可能性 ―保育者のかかわり方を視点として―}, year = {2019} }