@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000243, author = {小林, 亮}, issue = {2015}, journal = {論叢:玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {ユネスコが1953 年に創設した世界的な学校間ネットワークであるユネスコスクール(ASPnet)は,「持続可能な開発のための教育」(ESD)およびその後継プログラムGAPの推進拠点として位置づけられ,国内外で目覚ましい隆盛を見ている。しかし人類社会が直面する民族対立や気候変動などの緊急課題にユネスコスクールがより効果的に応答できるような教育実践を展開していくためには,その背後にあるユネスコのさまざまな価値教育のイニシアティブ間の構造的関係を整理し,平和理念の今日的観点からの捉えなおしを含め,理念と学校現場での実践を繋ぐ統一的な体系を構築してゆく必要がある。とりわけユネスコの新たなアプローチである地球市民教育においては,人種,民族,国家,宗教,政治的立場等による対立や葛藤を心理学的レベルで止揚し「文化の和解」をもたらす地球市民としての多元的アイデンティティの形成が根本的な教育課題として捉えられるべきである。さらにユネスコスクールを引導するユネスコの価値教育をこうしたアイデンティティ教育の観点から統合することを通じてユネスコスクールの潜在力をより効果的に引き出してゆく試みが強く求められる。}, pages = {19--33}, title = {ユネスコスクールの将来展望と課題 ―ユネスコの価値教育との関連性―}, year = {2016} }