@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000260, author = {大谷, 千恵 and 船木, 浩平}, journal = {論叢:玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {仲間同士で固まりたがる学習者をバランス良くグループ分けすることは容易ではない。簡単に,授業者の意図を反映でき,なおかつ学習者にとって公平で,短時間に実施できるグループ分けは重要である。グループ学習について,様々な研究がなされているが,「ホームチームとなるグループ」が既にある状態からスタートするものが多く,どのようにホームチームとなるグループをつくるかについて言及されていない。このような背景のもと,アイスブレイキングと相互理解の促進を目的としたグループ分け教具「Group Me! ?」の開発に至った。6枚1組のカードが20セットで構成されている。学習者に気付かれずに,授業者の意図を反映したランダムなグループ分けや,指名に活用する教具である(http://www.tamagawa.ac.jp/info/groupme/)。本研究で使用するGroup Me! ?「生き物・植物編」は,日本の小学校1?4年の教科書に登場する生き物や植物を題材にしている。成長の1場面あるいは体の1部を拡大した写真カードなので,多くの人は何らかの経験や思い出を持っている。本研究の目的は,グループ分けの過程で,Group Me! ?が学習者同士の相互理解や関係性構築を促進する効果があるのか検証することにある。川崎市の小学校の5年生62名を対象に,Group Me! ?とトランプでグループ分けした2つのクラスで実験授業を実施した。実験の結果,「内面・姿勢・態度に関わる記述」については,Group Me! ?使用クラスの学習効果を確認することができた。また,「内面・姿勢・態度に関わる記述」について,Group Me! ?使用クラスとトランプ使用クラスの間に有意な差も見られた。これらの結果から,学習者同士の相互理解を促進する道具として,Group Me! ?が有効であることが確認できた。}, pages = {13--24}, title = {学習者の相互理解や関係性構築に関する研究}, volume = {2013}, year = {2014} }