@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000265, author = {山野, さゆり and 高平, 小百合}, journal = {論叢:玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,学校生活の中で児童が経験するストレスとその対処行動の実態を質問紙調査で明らかにし,男女差やストレスの感じ方と対処行動の傾向を検証することである。2つの公立小学校の5年生214名を対象に,小学生用学校ストレッサー尺度,小学生用ストレスコーピング尺度を用いて質問紙調査を実施した。分析の結果,学校ストレッサーとして抽出された5つの因子において,その嫌悪度に性差がみられた。女子児童においては友人関係ストレスが他の学校ストレッサーに比べ有意に嫌悪度が高かった。対処行動に関しては,各ストレッサーに対する嫌悪度が高いグループと低いグループに分け対処行動に違いがあるかどうかを男女別に検証した。その結果,友人ストレッサーへの嫌悪度が高い男子児童は低い男子児童より気分転換対処行動を取る頻度が低かった。また,授業ストレッサーへの嫌悪度が高い児童は低い児童よりも自立的問題解決対処行動を取る頻度が男女とも有意に低かった。一方,注意ストレッサーへの嫌悪度の高い女子児童の方が低い女子児童よりも情動的発散対処行動を取る頻度が有意に高かった。以上の結果から,男女で学校ストレッサーに対しての感じ方が異なり,友人ストレッサーは女子において特に強いことが明らかとなった。対処行動に関しては,ストレッサーへの嫌悪度の高低によっていくつかのストレス対処行動の頻度が異なることが示唆された。}, pages = {115--131}, title = {児童の学校ストレッサーとストレスへの対処行動について}, volume = {2013}, year = {2014} }