@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000284, author = {川上, 弘純 and 山口, 栄一}, journal = {論叢:玉川大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の対象児であるAは書字に困難を有しており,授業中にノートを取ることができないという主訴をもって,中1の時点で研究室を訪れた。本研究は中2より約1年8カ月に渡るキーワードマップを用いた支援とAのノートテイキングの発達を観察し,その特徴を4期に分けてまとめたものである。教科は3期までは歴史,そして4期は公民である。支援は個別指導で行い,(1)生徒は授業を解説する。(2)指導者が授業の説明を補う。(3)生徒はマップを使ってノートを作る,というステップで行った。初期の段階では,まだノートをとるにいたらないが,徐々にノートの情報量が増え,また,自分なりの工夫も加えるようになり,授業中でもキーワードマップを使ってノートをとることができるようになってきた。それにともない,授業へのモチベーションも高まってきた。このような結果からキーワードマップを用いたノートテイキングは書字困難をもつLD児(者)にとって有効であることが示唆される。ただし,ノートテイキングの支援は長期にわたるものであり,また,キーワードマップには「流れ」がないと書きにくいこと,書くための「理解」が必要であること,そして他人には評価がされにくいという課題も見つかった。}, pages = {113--131}, title = {書字困難の生徒に対するノートテイキングの支援と効果 : キーワードマップを用いた2年間のノートの分析}, volume = {2011}, year = {2012} }