@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000391, author = {小山, 雄一郎}, issue = {7}, journal = {玉川大学リベラルアーツ学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {本稿は,「外環の2」と呼ばれる都市計画道路の計画検討に関して,事業者である行政(東京都)と沿線住民とのコミュニケーション過程を検証したものである。 具体的には,以下の3点について論じた。①東京外郭環状道路(外環道)の地上部に整備される「外環の2」は,沿線住民の移転(立ち退き)等の地域への影響を減らすために大深度地下方式へと計画変更した外環道計画と矛盾する。しかし,東京都は両計画間の関係を無視しつつ,「外環の2」計画の検討プロセスのあり方を独断的に決定してしまった。②東京都は,「外環の2」計画の検討に係る手続きを「二重基準」にしたがって進めてきた。すなわち,市民参加・住民参加の原則を採用しながら,実際にはそれを無視した行政基準によって手続きが行われてきたのである。沿線住民はこうした手続き的不公正に対して憤り,彼女ら・彼らと東京都との信頼関係は崩壊した。③このような手続き的不公正とそれに起因する不信関係は,結果として,住民のニーズに合わない不合理な道路計画が地域へともたらされるリスクを高めてしまったといえる。}, pages = {19--30}, title = {「外環の2」計画をめぐるコミュニケーション過程を検証する―いかにして行政は沿線住民との関係を悪化させてきたのか―}, year = {2014} }