@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000396, author = {中田, 幸司}, issue = {7}, journal = {玉川大学リベラルアーツ学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {平安宮廷歌謡『催馬楽』を研究する方法に詞章の分析がある。現存する六十余曲は大別すると「恋歌」・「非恋歌」・「その他」という内容面と、五七五七七に収束する「短歌体」・複数の立場の者による「問答体」・「その他」という形式面による位置づけができる。本稿で扱う「力なき蝦かへる」は、『催馬楽』の中ではもっとも短い詞章であり、「力なき蝦 骨なき蚯みみず蚓」の反復を見るに過ぎず、どのような内実を読むべきか定説はない。ここに第一勅撰和歌集『古今和歌集』の仮名序にみる表現、また後世の和歌集の序文に引かれる「力なき蝦」・「骨なき蚯蚓」の表現が用いられていることから逆照射して、ここに歌人の行為と象徴を読み取る必要のあることを結論づけた。}, pages = {1--9}, title = {『催馬楽』「力なき蝦」攷―歌人の行為とその象徴―}, year = {2014} }