@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000411, author = {野村, 尚司 and 益田, 誠也 and 根木, 良友}, issue = {3}, journal = {玉川大学観光学部紀要}, month = {Mar}, note = {平成25年度の観光学部共同研究で実施した欧州におけるフードツーリズムに関する研究を受けて,本稿では日本発海外旅行,特に募集型の欧州パッケージツアーにおいて,「食」を切り口とした旅行商品を企画・手配・販売していく上での現状と課題に関する予備的な考察を目的としている。  JTBの調査によると日本人海外旅行において旅行先で行った活動のうち,「食」が重視されていることが判明している。また欧州への旅行では食の内容決定に関して旅行会社側の裁量が極めて大きい。他方,消費者の旅行経験が深まりその志向の多様化・細分化が進む中,旅行会社の対応は日々困難の度合を増している。こうした状況下,本研究では旅行企画・運営の専門家の聞き取り調査を実施した。  その結果,以下の課題が特定された。①旅行業法が規定する旅程保証上のリスク回避のための旅程作りにおける制約,②ツアー実施時の旅行会社職員・添乗員の臨機応変かつ多様なサービス提供の必要性,③円滑なツアー運営のためにはバス運行や宿泊施設手配のみならず,利用飲食店決定にも慎重な考慮が求められていること,④上顧客を維持・確保するための「リレーションシップ・マーケティング」の徹底,⑤食を中心とした「旅程デザイン」の再構築により顧客満足を改善すること,などである。  また顧客満足の観点では,初期は満足度を比較的低位に置きながら旅行の終了間際にそのピークを据えた旅程を策定することで,顧客満足度を高められる可能性があることが示唆された。}, pages = {23--34}, title = {「食」から見た欧州パッケージ旅行の現状と課題}, year = {2016} }