@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000428, author = {カメダ, クインシー}, issue = {25}, journal = {学術研究所紀要}, month = {Mar}, note = {私たちが住んでいるますます多文化化する世界において,「国際的な視野」が何を意味するのかを追求する議論が盛んになってきている。一般的に「インターナショナルスクール」または「国際教育」を提供する学校に現在在籍中の児童生徒は,ある程度「国際的」であると特徴づけることができるが,彼らの学習経験のどこが国際的なのかははっきり明確化されてない。本論文では,この曖昧さは,この用語が教育的コンテクストで使用された場合,文字通りの意味を持たないことに起因するという説を提唱する。「国際的な視野」に関するこれまでの研究の数々は,一様に同じような結論に行き着くように思われるが,学校が「国際教育」について語るとき,実際に言及しているのは「異文化教育」のことである。本論文ではまた,国際バカロレア機構(IBO)のような組織が「国際的な視」という名目の下,異文化理解と尊重を育むカリキュラムを開発するとき,どのように学校を支援しているかについても論じる。これは,国際プログラムを導入したい学校が近年増えている理由の1 つでもあると考えられる。さらに,本論文では,なぜ多くの過去の研究者たちが,「国際的な視野」という用語の定義に折り合いをつけることが困難であったか,という点に関しても考察していく。本論文でこれらのことについて論じることが,地域・文化的コンテクストとの関連性をもった国際教育を提供しようと考えている学校にとって,一助になることを願っている。}, pages = {1--7}, title = {国際的な視野とは何を意味するのか? ―異文化理解と尊重を通したグローバルな視点の育成―}, year = {2020} }