@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000052, author = {平高, 典子}, issue = {53}, journal = {論叢:玉川大学文学部紀要}, month = {Mar}, note = {幸田延(1870―1946)は音楽取調掛(のちの東京音楽学校)で学んだのち,第1回文部省音楽留学生として,1889―90年ボストンで,1891―1895年ウィーンで研鑚を積んだ。ウィーンでは,ウィーン音楽院に入学し,ヴァイオリンを主専攻に,和声学,作曲,ピアノなどを学んだ。途中休学もしたが,最終的にはすべての教科を「1(優)」で修了し,「Reife」を取得し卒業した。当時のウィーンは,世紀転換期を迎えて,文化的に非常に成熟した時期にあり,音楽的にも充実していた。延は音楽院の内外で研鑚を積み,また自らも積極的に現地の生活にとけこんで,当時の西欧の音楽をリアルタイムに吸収し,日本に持ち帰り,日本の音楽界に演奏家として,教育者として,多大な影響を与えた。また彼女がローベルト・フックスのもとで作曲したヴァイオリン・ソナタは,日本人による初のソナタ形式による器楽曲である。}, pages = {101--121}, title = {幸田延のウィーン留学}, volume = {2012}, year = {2013} }