@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000060, author = {小山, 里実 and 渡邊, 博之}, issue = {3}, journal = {玉川大学農学部研究教育紀要}, month = {Mar}, note = {重力屈性が生じるまでには三つの段階があり、はじめに重力刺激の受容、次にシグナルの伝達、最終的に受容した刺激に対する応答が起こる。重力刺激のセカンドメッセンジャーとしてCa2+が候補とされていることから、植物のCa2+チャネルによるシグナル伝達と重力感受性の関係を考察した。本研究では、3―Dクリノスタットによる疑似微小重力下でのシロイヌナズナ野生株およびCa2+透過性機械受容チャネル欠損株の形態を比較した。まず受容段階として根冠コルメラ細胞の顕微鏡観察を行い、重力受容に関連するアミロプラストを確認した。また、重力刺激の応答として形態形成を画像解析したところ、疑似微小重力下における根の屈曲が観察された。野生株は、地上1G 条件下と比較し、屈曲角度が疑似微小重力下で高い値を示した。変異株の屈曲角度の平均値は、全ての測定項目において疑似微小重力下で野生株よりも低い値を示すことが確認された。両者の違いは、細胞質Ca2+濃度の差であると推測され、重力受容から応答に至るまでのシグナル伝達過程におけるCa2+の関与が示唆された。}, pages = {5--14}, title = {植物のCa2+チャネルによるシグナル伝達と重力感受性との関係}, year = {2019} }