@article{oai:tamagawa.repo.nii.ac.jp:00000089, author = {久保, 良平 and 小野, 正人}, issue = {1}, journal = {玉川大学農学部研究教育紀要}, month = {Sep}, note = {マルハナバチ媒花ランであるクマガイソウ(Cypripedium japonicum)の花とマルハナバチの形態の関係を評価するために、人工条件下でコマルハナバチ(Bombus ardens ardens)の女王と働き蜂によるクマガイソウの受粉を観察し、花と蜂の各部位の比較計測をした。その結果、働き蜂は花の形態と体サイズが一致せず花粉を付着しない、一方で女王は体サイズが一致し花粉が付着する機能的なポリネーターであった。  また、なぜ女王がクマガイソウの唇弁内に入るのか?を検証するために、マルハナバチ女王の造巣場所探索行動に注目した。実験では網室内にクマガイソウを模した人工花を設置し、女王(交尾と未交尾)と働き蜂を別々に放ち、唇弁口に入る個体数を比較した。その結果、コマルハナバチの交尾女王(造巣場所探索女王)は、未交尾女王や働き蜂と比較して有意に人工花の唇弁口に入り込む習性があることが明らかになった。この習性により交尾女王は、クマガイソウの唇弁口を造巣場所と間違えて花の内部に入り込みトラップされる事で、無報酬花であるクマガイソウの送粉をさせられている可能性が考えられた。, (2016/11/25)本文ファイル差し替え}, pages = {11--15}, title = {Do Nest-site Searching Bumblebee Queens Prefer Entering into the Labelloid Cavity of Bumblebee-pollinated Orchid, Cypripedium japonicum?}, year = {2016} }