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アイテム
文系授業における反転授業の事例研究 ―ブレンド型授業におけるディスカッションと学び合い―
http://hdl.handle.net/11078/689
http://hdl.handle.net/11078/6892d00a3ea-91c3-4519-9524-c2b1235bfdda
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||||||||
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公開日 | 2018-02-20 | |||||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||||
タイトル | 文系授業における反転授業の事例研究 ―ブレンド型授業におけるディスカッションと学び合い― | |||||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||||
言語 | ||||||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||||
主題 | 反転授業 | |||||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||||
主題 | ブレンド型授業 | |||||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||||
主題 | ディスカッション | |||||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||||
主題 | アクティブラーニング | |||||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||||
主題 | 深い学び | |||||||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||||||
英訳タイトル | ||||||||||||||||
その他のタイトル | A Study on Flipped Classroom for the Humanities: In-depth Discussion in Blended Learning | |||||||||||||||
著者 |
大谷, 千恵
× 大谷, 千恵
× 田丸, 恵理子
× 河野, 功幸
× 根津, 幸徳
× 池田, 敦
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抄録 | ||||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||||
内容記述 | アクティブラーニングの1つの授業方法として,反転授業は理系授業などで成果をあげている。本研究は,事前学習とインフォーマルなオンライン・ディスカッションを組み合わせた反転授業を部分的に導入することで,文系授業における対面授業のディスカッションをより掘り下げられるか検証することを目的とする。 富士ゼロックスが開発したmediaDEPOというツールを活用し,ビデオとパワーポイント教材を統合・編集した教材を事前学習として用意した。学生はmediaDEPOで作成された教材を視聴する事前学習後に,ブラックボード(Bb)のオンライン・ディスカッションに参加し,インフォーマルなディスカッションをした上で対面授業のディスカッションに参加した。研究方法は,事前学習の有無,オンライン・ディスカッションへの投稿数と内容,定点カメラからの映像をもとに,アイコンタクト,ノート・テイキング,発言時間および割合を記録し,授業内ディスカッションの観察とともに比較・分析した。 結果は,オンライン・ディスカッションでの投稿回数は減っていったが,対面授業で発言する学生の数,個人の発言回数は増えた。1人が1回に話す時間は短くなったが,1人が議論の場を長時間独占することが減り,参加者が頻繁に発言できるようになり,ディスカッション・スキルの向上が確認された。しかし,学習習慣や学習経験が事前学習の取り組みに影響し,学生達の格差が表面化した。ディスカッションについては,既習知識や経験に考えを関連づける,あるいはパターンや重要な原理を探すところまでは到達できるが,根拠をもとに結論に関連づける,論理や議論を注意深く批判的に検討することについては時間的な制約もあり難しかった。また,オンラインディスカッションで投稿していたことを対面授業のディスカッションでなぞるような内容が散見したため,オンラインディスカッションと授業内ディスカッションの目的の違いを明示することも必要と言える。 最後に,アクティブラーニングとして能動的な学習を目的とした反転授業ではあるが,事前学習の視聴覚教材の「視聴する」という行為自体が受動的な学習を余儀なくすることも学生達のコメントから示唆された。また,反転授業は事前学習教材の準備に多くの時間とエネルギーを必要とするが,大学教員は「研究者」としての学術的な成果や「授業者」としての授業成果を求められるだけでなく,様々な日常業務に追われている。したがって,教員が担当する業務とのバランスを考慮していくことも重要である。 |
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書誌情報 |
論叢:玉川大学教育学部紀要 号 17, p. 117-142, 発行日 2017-12-25 |
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ISSN | ||||||||||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||||||||
収録物識別子 | 1348-3331 | |||||||||||||||
書誌レコードID | ||||||||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||||||||
収録物識別子 | AA11833455 | |||||||||||||||
著者版フラグ | ||||||||||||||||
出版者 | ||||||||||||||||
出版者 | 玉川大学 | |||||||||||||||
言語 | ja |